いぶり自然学校

苫小牧にある小さな小さな自然学校。
胆振という素敵なまちと、自然と人を結びつけます。

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いぶり自然学校・子どものための災害支援(SVC)にご協力いただいた皆様へ

子どものための災害支援 事業報告

特定非営利活動法人いぶり自然学校
代表理事 上田 融

 胆振東部地震のあと、NPO法人いぶり自然学校が進めたSVC(スマートボランティアセンター)という活動に、実に多くの方々に有形無形の支援を賜りました。そのおかげで、スタッフ一同無事に活動をすすめることができました。この場をお借りして、あらためまして、深く感謝申し上げます。この報告書にまとめたことが、今後の有事の際にひとつでも役立ち、特に子どもや保護者の方々の心の支えとなればと願っております。ぜひ、ご覧ください。
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NPO法人いぶり自然学校 今後の災害支援活動に向けて
~森の中で、馬とともに進めるプレーパーク~

 平成31年度春より、みなさまからお預かりした基金の残金を「なかなか支援の届かない、地道な支援活動」として以下のような内容を進めるための費用の一部として使わせていただくことといたしました(各種助成制度に申請し、活用します)。私たちじゃなければ挑戦できない、という思いを強く抱きつつ、常に活動を振り返りながら、より良い活動にしていくだけの努力を惜しまないことをここに誓います。
 つきましては、皆様には、引き続き有形無形のご支援をいただく場面もあるかもしれませんが、どうかひとつご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

森の中で、馬とともに進めるプレーパーク 実施概要

その具体的方法

  1. 地滑りした山林、特に個人所有の山林を整備するために、「馬搬」による整備を行います。
  2. そのために、作業馬とその整備作業に必要な馬具を調達します。(重種1~2頭)
  3. 馬具は、できるだけ地域に現存する馬具の利活用を考えます。その修理に必要な部材、足りない道具を調達します。
  4. その作業及び飼育に必要な拠点を確保します。つまり馬小屋です。
  5. その拠点は、イコロの森の一角にある廃屋(炭焼き小屋)を修理し、利活用します。
  6. その飼育及び調教に必要な技術を獲得するための研修を行います。
  7. 日々の飼育及び調教は、当方スタッフが中心となり、責任を持って進めます。
  8. 各山林の整備に赴くための馬運車を調達します。
  9. 特に3町における地滑りした山林において、無償で整備活動をお手伝いします。
  10. 整備活動に合わせて、その山林周辺の子どもや親子にも集まってもらい、森の中でのプレーパークを展開します。森の中で楽しく過ごしてもらえるような時間を提供します。
  11. その活動は、必ず馬も一緒です。希望者は、馬と一緒に作業をしたり、馬と触れ合うことができます。馬という生き物と目的を共有し、整備活動をともにすることで、言葉には表現できない、深層心理に響く癒し効果を期待します。
  12. 子どもたち、あるいはその保護者は、その整備手法を一緒に学び、体得することができます。整備の担い手として、地域の支援に楽しみながら貢献することができます。
  13. 馬搬の目的は、森林整備における、危険木や倒木の搬出です。
  14. 搬出した木は、木質バイオマスとして利活用します。主に薪や板材、ウッドチップ、キノコのホダ木、炭に加工します。
  15. それらは、その地域やその山林の整備に必要な素材、あるいは地域の方の暮らしに必要な素材として使っていただきます。
  16. それらの残りは実費として頒布し、その収入はこの活動に対する寄付金として位置付け、馬の飼育費用(エサ代)として使います。
  17. 被災地での整備作業がないときは、イコロの森及び苫東・和みの森、ひかりの国幼稚園、白老ポロトキャンプ場において調教または整備作業を行います。
  18. 特にインバウンド対応時おいては、北海道が誇る森林文化体験として馬搬による整備体験を積極的に提供し、その際お預かりするプログラム提供料を馬の飼育費用に充当します。
  19. 長期休業中の子どもキャンプにおいては、「お泊まり型プレーパーク」「暮らし型プレーパーク」というコンセプトを基軸とし、特に本州からやってくる子どもたちに対して馬との暮らし体験を提供します。その際お預かりするプログラム提供料を、馬の飼育費用に充当します。
  20. これまでSVCの活動に支援や募金をしてくださった皆様については、このプログラムに実費のみ(最低限の食材費・施設使用料)で参加することができます(要事前調整)。
  21. 進める活動については、常に評価を行い、安全性、技術のメンテナンス、貢献度、次のニーズ把握とマッチングなどを積極的に行います。
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北海道胆振東部地震・子ども支援募金について
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